Mother's Dream プロジェクトとは?

1997年。神戸市須磨区で起きた”連続児童殺傷事件”で犠牲となった山下彩花ちゃん(当時10歳)の母、山下京子さんは純粋で聡明な”母”でした。事件後、愛娘への愛を綴った著書は社会に大きな反響を呼び、命の尊さを訴える講演活動にも力を注いでいました。

無残な犯罪の起きた街から命の尊さを発信しようと、地元住民で企画されたイベントに、私はご縁あって歌で参加させて頂くことになりました。

終演後、京子さんは歌に励まされたと言って私の側に駆け寄り、二人で思わず抱き合って泣いたのが初めての出会いでした。

京子さんがつむぐ言葉には、苦しみを希望に変える力があります。

当時の私のプロデューサー、大内義昭が「作詞をしてみては…?」と京子さんに勧めたところ、2編の感動的な歌詞が生まれ、美しいメロディがつけられた2曲「ずっとそばにいるよ」「星たちのささやき」は、母から子への愛のメッセージを伝えるアルバム「Mother's Dream~地球は母の祈りで満ちている~」に収録され、2002年にリリース!メディアにも取り上げられ、多くの方に共感を得ることができました。

私と京子さんの友情は更に深まり、言葉や楽曲の力を借りて、共に「命の尊さ」を伝える活動に励んでいきました。しかし、その最中、京子さんは癌を患い、彩花ちゃんの20周忌を終えた一昨年の6月3日、「社会に恩返しを!」の言葉を残し旅立ったのです。

新聞社に当てられた最後の寄稿文には…

「私たち家族が20年をかけて学んだのは”試練の中でこそ魂が磨かれ、人の幸せを願う深みのある優しさと、倒れても立ち上がろうとする真の強さが育まれる”ということです。(中略)これからも、体験し学んだことを丁寧に社会にお返ししていくことが、私たちの役目だと確信しています。」

2017年3月23日 彩花の命日に寄せて 山下京子

 

マザーズドリームプロジェクトは、山下京子さんのご遺族と共に、故人の意志をを受け継ぎ「命の尊さ」を発信して行こう!と集った人々で結成されました。

そして、私、TAEKOは、京子さんが残した言葉や歌詞が時代に薄れていかないように、生命の讃歌として大切に歌い継いでいきたいと思います。

TAEKO GLORY